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つなごうや八尾「映画祭」 『夜明け前〜呉秀三と無名の精神障害者の100年』

つなごうや八尾「映画祭」 『夜明け前〜呉秀三と無名の精神障害者の100年』&今井監督・山本実行委員長トークショー

1月26日日曜日、八尾商工会議所で開催しました

当日、心配していた雨も降らず、200名近くの方にご来場いただきました

座敷牢や拘束具の写真が、一瞬衝撃を与えるのですが、その衝撃を溶かすような冷静さのある内容でした。

呉秀三がどう言う思いで報告書【精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察】をまとめたのか、1900年代の欧州と日本との精神疾患に対する治療の格差を浮かび上がらせなが、フィルムは進んでいきます。

報告書は私宅監置をせざるを得なかった、家族に対しての労りを感じました。

国に対しては、精神科医療の拡充を訴えています。

ただ、その声も、戦争の波に飲まれて中々届かなかったようですが、少なくとも、自身が院長を務めた病院では拘束具を撤廃したりと、懸命に治療に取り組んでおられたようです。

トークショーでは【夜は明けたか?】とのタイトルで、実行委員長で院長でもある山本先生が八尾こころのホスピタルのでの行動制限への取り組みを紹介してくださいました。

「精神障害者」と言う言葉ができてまだ20年足らず。

障害者に対しての「就労」支援ができたのも同じく。

1900年代に欧州がしていたところに、ようやく日本が追いつけたのか?

医療で支えてきた人たちに対し、福祉がいかに連携していくのか?

色々な思いをそれぞれの胸に、閉幕しました。

次は『星に語りて』、2月8日土曜日 八尾市プリズムホールでお会いしましょう!


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